時計が怪奇的に壊れて目が覚めた朝、小学生のとき好きだった小説『時計坂の家』を思い出した。

怖い夢で目覚めた早朝、その瞬間に家の時計が怪奇的な壊れ方をして、なんだか怖くて寝られなくなってしまった。寝られなくて畳に転がっていたら小学生のときに大好きだった本を突然思い出して、「茉莉花」「女の子」のキーワードで検索。なんとか『時計坂の家』という小説に再び出会えた。

12才の夏休み。親戚のマリカから送られてきた手紙に誘われて、疎遠になっている祖父の家を一人で訪れることから始まる不思議な出来事。

からくり時計が話を展開させることも、茉莉花=ジャスミンなことも、ジプシーが話の鍵を握っていて、その謎解きに通訳が登場するなんてディテールも全然覚えていなかったけど、今も私が惹きつけられてやまないモチーフを詰め合わせた宝箱みたいな本だった。

子供向けの本とは思えないほど大人が読んでも面白くて(忖度なんて言葉も出てくるw)、今だから感じられることもあって、今だって苦しいくらいに好きだなぁ。

現実主義と矛盾する幻想への憧れ、この世とあの世の境界のあいまい、異国の美しい物々と語感、人間の多面性。
惹きつけられてやまないものを、変わらず大事にしていきたいと思いました。

いや、きっと意識していなくても、ずっと好きなんでしょうね。大人になって忘れたフリをするのかしないのか、それはきっとその人次第なのです。

そういえば意識していなかったけど、お盆に読む本としてもバッチリだったかと思います。

個人的には今日からが本格的な夏休み!

事始めに、読書感想文でした(^ ^)