韓国語

ハングルは超簡単! 日本語話者が韓国語を習得するのに好都合な7つの真実

私は日韓バイリンガルですが、これまでに趣味で英語、中国語、タイ語などさまざまな言語を勉強してきました。
目下勉強中なのはアラビア語で、その難しさにひぃひぃ言いながらも楽しんでいます。

アラビア語を学んでみて改めて思うのは、日本語がわかる人たちにとって、ハングルは世界一簡単に覚えられる言語なのではないかということです。

そこで、日本語話者が韓国語を習得するのに好都合な7つの真実をご紹介します。

※言語学では朝鮮語と呼びますが、ここでは日本で一般的に認知されている韓国語(ハングル)と呼びます。

ハングルを習得するのに好都合な7つの真実

日本語が話せる人にとって韓国語が簡単な理由です。

文法や語順がほぼ一緒

こんなに都合のいいことは他の言語ではなかなかありません。(ウズベク語も同じらしいですが、日本でウズベク語を聞いたことがありません。)

例えば下記の例文のように、主語・助詞・副詞・形容詞・目的語・述語などを日本語と同じ順序で並べれば文章が作れます

私 |は| 毎日| 花屋 | で|  美しい|  花| を| 買います。  
나| 는| 매일 | 꽃집 |에서 | 아름다운| 꽃| 을 | 삽니다.

「毎日」という言葉がどこへ来てもいい(「私は」の前でもいいし、「買います」の前でもいい)し、主語を省略してもいいのも日本語と同じです。

イントネーション、関係ない

別の言語を例に挙げると、中国語が難しく感じる原因は声調です。
単語そのものにイントネーションが決まっており、そのイントネーションが正確でなければ意味が伝わらないのです。
例えば中国語では「lishi(リーシー)」をどう発音するのかによって、歴史、理事、離世(他界)など意味が変わってしまうので、大変。

その点、韓国語は日本語と同じく声調がなく、どんなイントネーションで話しても大丈夫です。

女性形・男性形の区別がない


イタリア語やアラビア語、タイ語など、世界の多くの言語には「性別」があります。
男性が発言する場合はこの語尾変化、というのはまだわかりやすいと思いますが、単語そのものにも男性・女性が決まっておいたり、それによって付随する形容詞や述語が変わってきたりするのです。
例えばアラビア語では男性名詞である「本」を指すときは「ハーザー(男性名詞版:これは) キターブ(本です)」になり、女性名詞である「時計」を指すときは「ハージヒ(女性名詞版:これは)サーアトゥ(時計です)」になります。
ちょっと苦しいですよね?(笑)

その点、韓国語は日本語と同じく言語に性別がなく、男女ともほとんど話し方に差がありません
(※兄、姉の呼び方のみ、男性が呼ぶ場合、女性が呼ぶ場合で異なります。 男性からの兄貴は「ヒョン」、女性からのお兄さんは「オッパ」です。)

覚える文字は基本の20文字+バリエーションだけ

ハングルの1文字は子音+母音、または子音+母音+子音で出来ています。
子音は19文字、母音は21文字あり、その掛け合わせで1文字が成り立っています。

子音は多く感じますが基本となるのは10文字だけで、その音が少し変化して9のバリエーションがあります。
(例:ㄱ ㅋ ㄲ はいずれも“カ行”。ㄱはひらがなに近い基本の「く」、ㅋは英語に近い破裂音の「KU」、ㄲは息を押し殺す苦しそうな「ク」です。)

母音も多く見えますが基本となるのは10文字だけで、やはりその合体でさらに11のバリエーションがあります。
(例:ㅜ 基本の「ウ」の母音 + ㅣ 基本の「イ」の母音= ㅟ「ウィ」のバリエーション母音)
(これらのバリエーションによってハングルは結構便利に出来ていて、例えば「ウィンター」(winter)が「윈터」の2文字で済んでしまいます。)

他の言語を例に挙げると、中国語を学べば無限に漢字が出てくるし、日本語なんてひらがな、カタカナ、漢字とバリエーションありすぎるし、アラビア語は文字が挟まっている場所によって形が変わっちゃうしで、なかなか大変なものです。

その点、ハングルは基本の子音と母音20文字を覚えれば、あとはバリエーションでいけちゃうんです。
大人の頭は論理的でないものを覚えるのは苦手ですが、論理的なものを理解するのは得意ですので、基本を覚えて展開するのは比較的容易ですよ。

外来語をよく使う

日本でもコーヒー、ルーム、スクリーン、ボタン、などなど日本語化している外来語を数えればキリがありませんが、韓国も相当なものです。
日本も韓国もそれぞれの言語なまりがあるものの、元となっている外来語は同じなので、街中で聞き取れたり伝達できたりする単語が沢山あります。

例えばインターネットは인터넷(イントーネッ)だし、照明という韓国語조명(チョミョン)を知らなくても、램프(レンプ)と言えばランプと伝わるのです。

これはどこの国へ行っても同じかというとそうではなくて、例えば中国ではインターネットを因特网(イントーワン)と言うなど、日本語と韓国語のほうが外来語の響きが似ています

漢字で表せる単語が多い

日本語もひらがなが誕生するまでは漢字を使っていたように、ハングルの文字が誕生する前まで、韓国語は漢字で表されていましたし、中国から入ってきた思想や言葉が多くあります。
そのため、日本以上に漢語(「しあわせ」が和語なのに対して「幸福」は漢語)をよく使います。

読み方が日本語と韓国語で似ている漢字も多く、新しく単語を覚える努力少なくして、語彙を増やせます
(例:約束 (ヤクソク)、酸素(サンソ)、無料(ムリョ)、洗濯機(セタッキ)などなど)

同じアジアの文化圏


言語の文法にも単語にもその国の文化は色濃く反映されるものですが、その点、日本と韓国はおとなり同士の国で、世界的に分類すれば似た価値観を持っています。
中国から(もっとたどればインドから?)来た思想も多く、その影響を受けているアジア諸国なので、同じようなことわざや慣用句が沢山あります。

英語を少し学んだ人が「It’s a piece of cake.」を直訳して「これはひとかけらのケーキです」とわかっても、文化的背景が違うと「簡単な仕事」という意味に結びつきませんよね。
その点、韓国語の「눈에 불을 켜다」を直訳して「目に火を灯す」とわかると、「欲望が沸いて目を光らせる」という意味が理解しやすいですよね。

このように、文化圏が近いと言語習得においても楽なのです。

 

不都合な真実も少しはあります

少しは不都合な真実もあります。

子音と母音が日本語よりちょっと多い

好都合な真実でも紹介しましたが、子音が19音、母音が21音あります。
日本語よりも音が多いので、慣れない発音や聞き取りづらい音があるかと思います。

英語では同じ”ラ行”でもLとRの発音の違いがあるように、発音できるようになってくると聞き分けられるようになってくるものです。
日本語にはない音にフォーカスして慣れていきましょう。

発音変化(リエゾンなど)がある

日本語は発音変化が明確にありませんが、韓国語ではあります。
an apple pen が「アン アップル ペン」ではなく「アナッポーぺン」になるように、いち単語で読み上げるときと、前後に別の単語がくっつくときとでは発音が変わるものがあるのです。
(例:너의 이름은.(君の名は)が「ノエ イルム ウン」ではなく「ノエ イルムン」になる。)

でも実は日本語でも、北海道「ほくかいどう」ではなく「ほっかいどー」となるように、発音変化はしばしば起こっています。

要は会話の中でスムーズになるように(発音しやすいように)変化しているので、「この子音のあとにこの子音が来るとこれに変化する」など、いくつかの法則を覚えてしまえば大丈夫です。

文字さえ覚えればあとは簡単! 格段に多くの情報が手に入ります

日本語話者にとって、韓国語は文字さえ覚えればかなり習得が早い言語です。
あとは単語を増やしていけば(それさえ有利)、日本語と同じ語順で並べて会話ができます。

はっきり言って、超簡単です。

超有利とも言えます。

上級になってくると、敬語の使い方、慣用句のちょっとした違いなど詰めるポイントは沢山ありますが、ちょっと学んで世界を広げたいという気持ちの人にとって、これほど入りやすい言語はありません。
(日本人でも正しい日本語が使えなかったり、尊敬語と謙譲語を誤って使用したり、慣用句を間違って使ったりしますよね。言語にパーフェクトはないので、多少間違っても全然問題ありません。)

アラビア語を学んでみて感じることですが、大人になってからも新しい文字は覚えられるし、このようにインターネットでいろんな検索がかけられる時代において、少し文字を覚えただけでも入手できる情報は格段に増えます。
韓国語

尻込みしがちな言語学習ですが、ハングルや韓国文化、K-POPなどに興味がある方の背中を押せると幸いです。

ちょっと興味あるかも……という方は、ぜひ韓国語をゆる楽しく学ぶためのグループ「Binari」で交流しましょう。
お気軽に参加申請されてみてくださいね^^

韓国語

● ONLINE GROUP ●

Binari-韓国語をゆる楽しく学ぶ会-
オフライン・オンラインでつながり、韓国語をゆるく学習するグループ
細く長く続けるために、みんなで楽しみましょう!